食品特許を読みあさろう

食品関連の特許をアレコレ読んで紹介します

Enodis バーガーパティを焼く装置

ハンバーガーのパティなどを焼くための装置についての特許です。

パティを上下の両面で焼きながら、伝導度や応力の変化を検出し、自動で焼きあがりを調整できたりするみたいです。パティの生地のバラツキによらず、一定の仕上がりに自動調整できます。

ファストフードの厨房や、冷凍食品や惣菜の工場は、一般の人が想像もつかないほどハイテクが詰まっているものです。TVで食品工場の様子を特集していたりしますが、カメラに映らない、目立たない部分に技術が詰まっているものです。センサーとそれを使った制御というのも、そのようなカメラ映えしない技術です。

センサーという科学の目を使って、プロの料理人のような仕上がりが誰でも簡単に、大量に造れるようにメーカーは研究開発を進めているのです。

余談ですが、こういう国際特許は非常に読みづらいです。英語を直訳したような文章が並んでいます。また、国内特許に使われる定型的な言い回しがありません。さらに私は食品の中身の開発をやってる人間なので、こういう機械がらみの特許は専門外で読むのは骨が折れます。その分、勉強にはなりますが。。

 

【特許番号】

P5054510

【名称】

クッキング装置および食品識別を含んでいる方法

【特許権者】

イノディス コーポレーション

Enodis Corporation

【請求項】

相互に空間的に離れた関係において配置されている第1のプレートおよび第2のプレートと、第2のプレートを第1のプレートの方向に動かすおよび/または第2のプレートを第1のプレートから離れる方向に動かす位置決め機構と、第2のプレートが第1のプレート上に配置されている食品と接触するとき信号を送出するように配置されている検出器と、前記食品との接触中に、第2のプレートの、第1のプレートの方向および/または第1のプレートから離れる方向の動きを提供する浮動機構と、前記信号に応答して位置決め機構および/または第2のプレートを前記食品に関するクッキングポジションに動かし、調理過程に基づいて、前記第2のプレートの、前記第1のプレートの方向および/または第1のプレートから離れる方向に対する付加的な予め定めた動きを引き起こすコントローラと、を有し、前記食品に関する前記調理過程は、調理時間、前記調理時間中の種々の時間における、前記第2のプレートに対する種々の圧力および/またはギャップ距離を含み、前記コントローラは、前記調理時間中の前記第2のプレートの前記付加的な予め定めた動きが、前記種々の圧力および/またはギャップ距離に従うように制御するものとする、クッキング装置。