食品特許を読みあさろう

食品関連の特許をアレコレ読んで紹介します

カルニチンとコンドロイチンの組み合わせで関節障害を予防、治療する

カルニチンは脂肪の代謝にかかわる物質で、ダイエット用のサプリメントとして広く売られています。

コンドロイチンは軟骨などの組織の構成成分です。関節障害用のサプリメントとして広く売られています。

本文献によると、カルニチンとコンドロイチンを組み合わせると関節障害の予防や治療に効果がある、とのことです。

このような既に広く使用されている成分の組み合わせで効果が上がることを発見する、というのも健康食品の開発をするうえで面白そうです。

【特許番号】

P5079937

【名称】

変性または炎症性関節障害の予防的および治療的処置のための栄養補助食品または医薬組成物の形態における組み合わせ組成物

【特許権者】

シグマ-タウ・インドゥストリエ・ファルマチェウチケ・リウニテ・ソシエタ・ペル・アチオニ

SIGMA-TAU INDUSTRIE FARMACEUTICHE RIUNITE SOCIETA PER AZIONI

【課題】

症候が最初に現れた時に、あるいはもっと早く、平均的にこの症候が現れやすくなった年齢に患者が達した時に、毒性および副作用が実質的になく、安全に用いられる予防的/治療的薬剤に対して多大の要求がある。予防的および治療的処置の目的は、症

候が現れるのを遅らせることと疾患の進行を抑制することである。

【請求項】

(a)L-カルニチンまたはアルカノイル-L-カルニチン(アルカノイルは2-8の炭素原子を有する直鎖または分枝の基である)またはこれらの薬理学的に許容される塩、

(b)グルコサミノグリカンおよび/またはグルコサミノグリカンの構成成分、

(c)薬理学的に許容される賦形剤

を含む、関節症の治療的処置のための組成物。